撮影日1998年03月15日
撮影日1998年03月15日
大統領候補のリム市長の宣伝
法律は全ての人の為に・・・
「有能な人、何も知らない人、裕福な人、貧乏な人。 弱者はいない・・・強者はいない！」
実はこれ、大統領に立候補してから、付けられた物で、「弱者はいない・・・強者はいない！」とは、「僕に任せればフィリピンはこうなる」っていう意味だと思います。しかも、この場所はロハスブルバードでマニラ市とパサイ市のぎりぎりの所に立ててあり、モロ自分の立場を利用して宣伝してますねぇ・・・さすがリム市長！
撮影日1998年03月15日
この国は「金」か「権力」又は「コネ」がないと人並みの生活は難しいのです。
それらがない人達は、ある人達にぶら下がって生きていて、日本ではこれを「甘え」と呼んでいますね。
ですので、選挙となるとぶら下がっている人達には死活問題となります。頼りになる人がどこまで権力を持つか？逆に、負ければ今まで与えられていた特権を失いますので、彼らは必死になります。その結果がこれらのポスターにも反映されています。
撮影日1998年03月15日
実際ここに住んでいると、「自分に何もなければ、生きてゆけない」と感じます。
そういう生き方をしている彼らが、本当の意味で独立するのは非常に難しい事です。
そして、生まれながらそういう生活しかしらない、彼らを責める事はできません。
因みに、この通りの陸橋はみんなこんな感じです。
撮影日1998年03月15日