乳児破傷風



   フィリピンでは、未だにヒロットの手による自宅分娩が非常に多い。これらのヒロットは鈍的に臍帯を切断するのに不衛生的な竹べらを使用するために、臍帯を通した感染で乳児が死亡する事が 多く、中でも破傷風は大きな問題になっている。経済的な理由で自宅分娩を行うものが多いが、伝統的なヒロットにかわって衛生教育を受けた登録助産婦が分娩を取り扱うようになってきている。当然高所得者層は病院で分娩する事が多いのでこのような問題は少ない。

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